
怒りを遅くする者は勇士に勝り、自分の心を治める者は城を攻め取る者に勝る。
箴言16:33
あなたは怒りっぽい人でしょうか? 職場であれ家庭であれ、毎日の生活の中で小さなことにも直ぐに怒りを爆発させる人は、先ず人の上に立つことは出来ませんね。当然、人から信頼されることも難しいでしょうから、良い人間関係を保つことは困難になるでしょう。この意味で、怒りは私たちの生活を破壊する小さなダイナマイトです。多くの人はこの怒りの問題で、自分の人生を台無しにしてしまうのです。
さらに怒りは私たちのからだの健康にも多大の影響を及ぼし、時には病気の隠れた原因となることが指摘されます。ある医者が、赤ん坊の患者の病気の原因がつかめず困っていました。ある日、その患者の家に往診してみると、ちょうどその両親が喧嘩の真っ最中だったのです。見ると、その母親が大声を上げて夫をののしりながら、赤ん坊に乳を飲ませているではありませんか。医者はこぶしを振り上げ、「これで原因が分かった。お前さんはこうやって喧嘩をしながら、この子に毒を飲ませているのだ」と言ったのです。気の毒に、赤ん坊は二日後に死んだということです。
さて、直ぐに怒る人は自分の心をコントロールすることができない人です。それに反して自分の心を治める人は、「城を攻め取る者に勝る勇者だ」と言われます。これはイスラエルの知恵者として知られるソロモン王の言葉ですが、真に味わうべき言葉ではないでしょうか。一国の王として、彼の下には忠誠を誓う大勢の勇士がいたことでしょう。しかし彼にとっての真の勇者とは、武器を取る兵士ではなく、自分の心を治めることの出来る人間だったのです。
怒りには小さな怒りもあれば、大きな怒りもあリます。しかし、たとえそれがどんな怒りであったとしても、あなたの心の平和をかき乱し、普段は冷静なはずの判断力を狂わせるとしたら、本当に残念なことではありませんか。そこで私たちが、どんな時にも怒りに押しつぶされぬ真の勇者になるには、どうしたらよいのでしょう。それは、私たちの心をいつもキリストにコントロールしていただくことです。キリスト(救い主)を心に迎え入れ、あなたの心を支配していただくなら、自分の感情の嵐に押しつぶされることはなくなるでしょう。
そもそも怒りは何処から起きるのでしょうか。殆どと言ってよいほど、それは自己中心が根になっています。自分のわがまま、勝手が通らない時、人は怒るのです。でも、ひとたびキリストが心に入ってくださるなら、私たちの心は愛で満たされ、怒る必要がなくなります。愛に満たされた心は、どんな人の心も捉えることが出来るのです。キリストをあなたの心にお迎えください。神様の祝福がありますように。
鈴木栄一牧師

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