
あなたはわたしの体の精巧な器官を作り、母の胎内で組み立ててくださいました。わたしはあなたをほめたたえます。あなたがわたしを造られたそのみ業は実に脅威です。私はそのことをよく知っています。」
詩篇139:13、14
進歩した今日の科学は、人間の体の複雑な構造や働きの仕組みについて、次第に明らかにしてくれました。それによると、こんな小さな体でありながら、どんなに優秀なコンピューターであっても、その足元にも及ばないほどのすぐれた機能を持っているということです。
上の聖書の御言葉は今から3000年も昔の時代に活躍し、イスラエルの名君と慕われたダビデ王が歌った詩の一節です。言うまでもなく、彼が今日の科学的知識を持っているはずはありません。でも科学者としてよりもむしろ詩人として、人間の体というものがどんなに素晴らしく出来ているかを感じ取り、「わたしを造られたそのみ業は、実に脅威です。」と素直に告白したのです。
ダビデはここで「あなたが私の体の精巧な器官を造り、母の胎内で組み立ててくださいました。」と言っています。この「あなた」は申すまでもなく神を指している訳ですが、その神はわたしたち「が」作って祭り上げた神ではなく、わたしたち「を」造ってくださった神なのです。たったの一字「が」と「を」の違いですが、それはまた何と大きな違いでしょうか。そして、ここにこそ聖書の宗教と日本の多くの宗教との根本的な違いを見ることが出来るのです。
さて、このように人間は神によって作られたものだと聖書は言っています。それなら、この素晴らしい人間を造られた神は、当然、わたしたちよりはるかに優れた、偉大な存在でなければなりません。その通り、聖書の神は全知全能の創造主としての神です。故に、この神こそがあの生命の神秘をつかさどっておられ、母の胎内で細胞が分裂し、間違いなく人間に成長して行く過程を支配しておられるのです。
鈴木栄一牧師
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